10月 09 2018

山形県尾花沢市にある銀山温泉に家族で行ってきました。銀山温泉は全国でも有名で、昔のNHKの朝ドラ「おしん」で、おしんの母親が務めた温泉地でもあります。

山あいにある、その温泉地には、日頃の疲れを癒すために行ってきました。数ある有名な温泉地の中でも、銀山温泉を選んだ理由は、車のCMでそこの温泉地が起用され、映し出された映像がとても美しかったからです。こんなに美しい景色のある温泉地は、日頃の精神的な疲れを癒すのに最高の場所だと思いました。

銀山温泉は山の中にある温泉地です。建物は大正時代に造られた西洋チックな建物で、大正ロマンを感じる風情あふれる街並みです。山奥にある、こじんまりとした温泉地ですが、観光する人で溢れており、とても賑わいがあります。温泉の他にも、昔、銀が出たといわれて掘られた洞窟や滝、川遊びができる浅瀬の川などがあります。都会から来た人には、なかなか味わえない、田舎ならではの貴重な自然を満喫できる温泉地です。

私たちが宿泊した旅館は、近代的な建物の、綺麗な旅館でした。食事には山菜や尾花沢牛などが出て美味しかったですが、料理が出るのが遅く、子供たちが飽き始めてしまったのでその点が残念でした。大人だけだったら、ゆっくり一つ一つ楽しみたいところだったのですが・・。

お風呂は文句なしに良かったです。しっかりと清掃が行き届いており、お風呂から見える景色も綺麗でした。主人と交代で子供を見たので、久しぶりにひとりでゆっくり足を延ばして入れて、疲れを癒すことができました。景色もたっぷり楽しめて、こんなふうに一人でお風呂に入ったのはいつぶりだったかしら、と考えてしまいました。子供がいると自分の体や髪はサッサと洗ってしまいますから。

銀山温泉に行って楽しかったことは、なんといっても散策です。散歩コースのように山を散策できるようになっており、暇つぶしに回ったら、結構、良い運動になりました。途中で足湯があったり、滝の流れを近くで見れたり、裸足になって川の中に入ってみたりして、楽しかったです。子供たちも大喜びでした。足湯はちょっと熱くて、子供たちは入れませんでした。でも、大人で熱めのお風呂が好きな人には、病み付きになるお湯加減です。夏だったので、足湯に入ると、汗がジワジワと滝のように出てきましたが、足湯から上がり、その場を離れたときの清々しさはたまりませんでした。暑い夏には間違いないのですが、足湯から離れた一瞬、スーッと周りの温度が下がり、涼しくなる感じが爽快でした。

また、銀山温泉街にあるお土産屋さんには、美味しい地元のカレーパンが売られており、そのカレーパンがとても美味しかったです。また、「ゆべし」という、だんごのようなスイーツも美味しく、幸せな気分になりました。

銀山温泉の街並みを一回りしようと考えている人は、スニーカーなどの靴でいくことをおすすめします。ちょっとした散策ですが、一回りするのに30分くらいかかります。山を登るので、ヒールだと足を痛めるかもしれません。私も、温泉街を軽く一周するつもりで散策しましたが、ミュールで行ったため、足が疲れました。また、結構な距離を歩いたため、汗を大量に掻いてしまい、タオルを持っていかなかった私は、タオルを持参すれば良かったと悔やみました。タオルは足湯などに入って、足を拭くときも重宝するので持っていくことをおすすめします。

また、この温泉地に行くときは、駐車場と温泉街の距離が遠く、坂を歩かなくてはいけません。下の子供はまだ幼稚園なので歩くのが辛く、途中から、おんぶをしながら歩くことになりました。ただでさえ、きつい坂道なので、そこをおんぶしながら歩くのは辛かったです。目的地につく頃は、すでに疲労困憊な状態でした。もう少し子供たちが大きくなってから来ても良かったかなと後悔しました。