10月 11 2018

栃木県の那須に車で行きました。息子が生まれて育児が忙しく、大好きな旅行に行く暇もありませんでしたが、息子も少し大きくなったので初めての旅行をしてみようということになり、家族3人で行くことにしました。前回は、ホリデーの日帰り旅行だったので、今回の目的はズバリ「子どもを連れた旅行に慣れること」です。

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旅行先の那須は東京の自宅から車で3時間ほどかかります。車で行くと休憩も含めて4時間の道中です。4時間ドライブして旅行することも初めてですので、初めて尽くしの旅行でした。那須は観光地としてもちろん有名です。特に子どもを連れているので行きたい場所はたくさんありましたが、今回の目的は旅行に慣れることでしたので、真っ直ぐに泊まるホテルに向かいました。泊まるホテルは子ども連れを受け入れているホテルで、とても気配りの効いているホテルでした。ホテルの敷地内にたくさんのアクティビティーがありホテル内で一日楽しく過ごすことができます。食事もビュッフェ形式ですが、那須の地元の高原野菜のグリルですとか、地元のニジマスのお刺身などとても美味しくいただきました。

今回の旅行で一番楽しかった思い出は、ホテルで夕食をいただいた後、エントランスホールで生演奏を聴いていた時の事です。エントランスホールですので音の響きが良く、しかも管楽器でしたので音が体に響くぐらいでした。曲もノリの良いものを選んでいたようで会場は大盛り上がり。私は生演奏を聴いて盛り上がったことはあまりなかったのですが、ふと隣を見ると我が子が踊っているではありませんか。生演奏を聴くのも初めてですし、管楽器の音色も聞いたことはないはずです。

ところが、息子は音が響いているのが楽しいのか、ところ構わず踊り出し、あたりを走り回りました。あっちに行ってはむちゃくちゃダンスをして、戻ってきてはむちゃくちゃダンス。そのうちに、会場にいる人たちが息子に注目し始め、ダンスに合いの手を入れてくれます。息子も会場にいる大人たちに褒められるものだからテンションが上がり、生演奏中ほとんどずっと隅々に行って踊っていました。それを見ている大人たちも大盛り上がりで、音楽にこんな力があるのかと驚いたと同時に、自分の息子にも驚かされました。ひやひやしましたが、皆楽しそうに子供の相手をしてくれて笑顔で手を叩いていたので、安心しました。子供も終始機嫌よく過ごすことができ、場所慣れで寝つきが悪いのではと心配していましたが、すぐ寝てくれました。おかげで私と主人はゆっくり部屋で晩酌したり、交代で温泉に行って一人の時間も満喫することができました。

初めての旅行ですので、失敗がたくさんありました。高速道路のサーブスエリアでのことです。そのサービスエリアは外に子どもが遊べる広場があり、長いドライブのストレスを発散させようと息子を遊ばせていました。広場には他に1家族だけ遊んでいたので、その家族と一緒に遊んでいました。その家族の男の子が活発で走り回っていたのですが、ちょっとした段差で何度も転んでしまっています。それを見ていた息子が「面白いことをしている」と感じていたようで、転ぶ度に息子は笑っていたところ、その男の子が笑われたのを怒って息子の顔を「バン!」と叩いたのです。笑われたことに腹が立ったのか、転んだことに腹が立ったのかわかりませんが、息子は顔を叩かれて意味がわからずにボーッとしてしまっています。すぐに男の子のママが飛んできて「何やってるの!謝りなさい!」と言ってくれましたが、息子はそのママの剣幕が怖かったようで泣き出してしまいました。私は咄嗟に「大丈夫ですよ」と言いましたが、その男の子に対しても息子に対してもどういった態度を取った方が良かったのか、今でも思い出しては悩んでしまっています。